TOTOギャラリー間で開催されている魚谷繁礼さんの展示を観に行った。
京都市内中心部のリサーチをかなり昔からおこなっており、その知見が建築設計をする上でのベースになっているようだ。
京都市内はグリッド状に仕切られ、たくさんの街区を形成しているが、その街区内部に広がる路地や空間に都市の生活の面白さが内包されている。設計された建築も周辺建物のコンテクストを読み取り、街区内部の豊かさがより活きるものになっていた。
再開発前の都市部では図と地の関係で、建物周辺や裏側に、空間や使い方が自然発生的に生まれる気がした。