府中市商工会議所が主催している創業セミナーに参加してみた。セミナー内容は、マーケティングや事業計画の書き方だが体系立てて知らない内容だった。
補助金枠の拡大が目当てで、軽い気持ちで受講したが勉強になりそうだ。周りのクラスメイトは30人くらい。デザインや設計業は少なく、新しい店舗の経営やIT関係のサービス立ち上げを目指す人が多かった。
周りの人たちの計画は僕よりもはるかにレベルが高く具体的にイメージできている感じだった。
地元の仕事が少しでも増えたらいいなあと思いながら旧甲州街道を自転車で帰った。この辺りは府中駅前でも古い木造の店舗が残っている。
府中駅周辺は小さい店舗がなくなりどんどんタワーマンションが建てられていて、個人的には寂しく残念だが、昔が懐かしいだけの傍観者のような気もする。国立や府中まわりでは設計者やデザイナーでもやり方を工夫した商店経営などで地域に関わっていっている人もいるので、地元での仕事をしていきたいのであれば、自分ももう少し具体的に考えていかなくてはならないようだ。
去年亡くなった建築家の野沢正光さんが、専門家としてだけではなく市民として鍛えられなくてはいけない、というような内容を追悼展示の動画で言っていたのが最近よく思い出される。