南山大学

名古屋にある南山大学キャンパス
設計:アントニン・レーモンド
竣工:1964年?
名古屋市内だが丘陵の緑豊かな中にあり結構広い。
事前に調べてみると里山の形を活かして、一本の山道をキャンパス内のメイン幹線に据えて、左右非対称に校舎を点在させたようだ。
竣工時の写真より遙かに木々が大きく育っていて、校舎が緑に埋もれるように見え隠れしていて気持ちよかった。季節ごとに印象も随分変わりそう。
歩いていて、この感じはなんだっけ??とふと思った。

なんだっけ?

そうだ、母校である東京造形大学の八王子キャンパスコンペ案だ。
僕が入学した頃にはすでにキャンパスは完成されていたけど、磯崎新氏の尾根を巧みに使い、各校舎やアトリエを山の中に点在させた模型や図面を、僕達一年生はみんな授業で見せられたっけ。実際にできた東京造形大学はコンペ案からは大きく変更したようだ。インターネットで探しても、当時の造形大コンペ案の模型や図面の資料は出てこなかった。建築やランドスケープに全く興味のない18歳の僕に、強く印象を残した案を名古屋でふと思い出した。

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